最近の女性ゴルファー、特に練習場でよく見かける光景だが、フィニッシュで毎回お腹を後ろの人に見せている。いつも隠れているものが突然出てくると女姓でも気になるのだから男性にはかなり気になるところだろう。まあ、今の若い人達には「普通」と気にならないかもしれないが。
これらへそ出しショットは正に、藍ちゃんスタイルの影響と思う。 「トッププレーヤーがしているのだから私達も」ののりか、またはメーカーで売り出しているウェアーが短め丈のオーバーシャツで、そう言う風に着ざるを得ないのかとも思う。
宮里藍のような実力者が好んでいるスタイルだけに誰も面と向っては言わないが、「強くて素敵な藍ちゃんだけど、へそ出しフィニッシュはネー・・・」と言うファンが多いのも事実である。プロの先輩として「へそ出し」をアドバイスしてあげたらとよく言われる。
しかしメーカーが契約で出している品物(本人の要望も考慮して)と言うこともあるし、何といっても本人がプレーするのに気分よく、着やすく機能的なものを優先しているに違いない。外野の私達からは何ともそこまでは立ち入れないと言うのが本音である。宮里の他、大山志保も短めシャツの愛好家だ。 若い女性ならまだよいが、相当な年齢のご婦人がそんなスタイルでショット練習しているのには参った。それが似合っているかどうかは、自分で判断してもらいたいものだ。自分流に個性を生かして、どう格好良く美しく見せるか。シャツありきではなく、まず自分ありきではなかろうか。

などなど思いしや「人のことを言う前に」と言う写真を見つけてびっくり。 おへそこそ見えないが、私もお腹を出してプレーしていたことがあったのだ。 写真の裏には「51,9,12ときわ台女子プロ」と記してある。昭和51年(1976年)当時は、私もこんなスタイルでゴルフをしていたのか。おまけに襟もない。
当時はあまり日焼けも気にせずノースリーブでVネック、色はピンクだったがこれはゴルフウェアではなかった。気に入っていたシャツでのプレー姿である。 世の中「自分のことは棚に上げて、人のことは気になるものだ」をあらためて感じた今週のコラムでした。
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