武蔵野ゴルフ
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第11回 日本女子プロゴルフ選手権

2006.09.09


今週北海道で行われている日本女子プロゴルフ選手権は今年で39回を迎えている。
第1回は1968年、静岡県の天城CCで26名の女子プロゴルファーにより開催された。
優勝したのは現女子プロゴルフ協会会長の樋口久子である。
丁度私が大学4年で最後の学生選手権を戦っている時と同時期であった。
ゴルフ雑誌のあるページの表と裏に女子プロ選手権と学生選手権の模様が記されていたので、記念に保存しておいた。
後に自分がプロに転向するとは当時想像もしていなかったが、この頃から女子プロゴルフに縁があったのかもしれない。

第一回日本女子プロゴルフ選手権
二瓶綾子(元理事長)のティーショットを見守る樋口久子(現会長)<中央>と岡田美智子プロ<左>

この日本女子プロゴルフ選手権はプロの大会では最高峰にあり、私達は特別な思いを持って出場していた。しかし、最近の若い女子プロ達には「どんな試合も試合はみな同じです」とさらりと言われてしまう。私達の時代に特別な思いがあった大きな理由の一つに、賞金ランクが届かなくてもこの大会の25位以内(後20位)に入れば翌年のツアー出場権が得られると言うことがあった。
選手にとっては成績で得る賞金以外のご褒美にみんなドキドキ・ワクワクの本当に燃える大会であった。

1974年にプロ入りして2回目の選手権は、高校時代に合宿をしたことのある大阪府のPLカントリークラブ(現・聖丘CC)であった。高校時代に関西まで遠征合宿をしたのは、PL教団の娘さんがゴルフ部に在籍しており、2年ほどPL CCでお世話になったからである。
そんな懐かしいPL CCでの大会は私にとってはひときわ印象深いものだった。

7月半ばのコースは暑かった。クラブハウス脇にスタート前のひと時を過ごせるコーヒーショップがあり、皆立ち寄っていた。アイスコーヒーのオーダーが多かったが、そのオーダーの仕方を「冷コー、おくれ」と言う。アイスコーヒーを「レーコー」と言うその関西弁が今でも耳に残っている。


十分な捻りとまっすぐ伸ばした左腕が特徴だった山崎小夜子プロ



スタート前の練習ですでに汗だくになったシャツを取り替えてティーグラウンドに立ったのも懐かしい。宿舎はコースまで歩いていけるPLの宿泊施設だった。私は6人部屋のベッドルームで関西のプロたちと一緒に過ごした。早起きの私は同室の山崎小夜子プロに「早朝からパタパタ動いてニワトリみたいな人」とチャカされていた。


その大会の最終日、最終組で私は山崎小夜子と回っていた。優勝したのは、私をニワトリと言ったその山崎小夜子だった。ちなみに私は6位タイで終了し翌年のシード権を手にした。

 

 
次回更新予定:2006年9月16日

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