先週の土曜日、2001年にワールドカップが開催された太平洋御殿場ゴルフコースに出かけた。「記録より記憶」とは正にこれだと言わんばかりの、タイガー・ウッズの劇的なチップイン・イーグルで幕を閉じたあの大会である。優勝チームのことより最終日の最終ホールの神憑り的な出来事に沸いた太平洋御殿場GCだった。
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T・ウッズがショットした場所に埋め込まれている記念プレート | トーナメントを開催したコースでプレーしてみたいと思うゴルファーは少なくない。 トーナメントの後、太平洋御殿場GCは以前にも増して人気が高まった。 トップシーズンには予約もなかなか取りにくそうである。 私は毎年1月にメンバーの友人と一緒に訪れるのだが、今年は暖冬のお陰で冬とは思えない暖かさの中、富士山を見ながらプレーを楽しんだ。
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No.17ホールにて |
満員の朝の練習場 |
スタート前練習場に行ってみたが、広い練習場の打席がフルに埋まっていた。 なんと熱心なゴルファーが多いことかと、内心驚いた。 概ね冬のゴルフはスタートまでレストランで時間を過ごすというのが定番なのに、ここ太平洋御殿場GCに来る人達は一寸違うな、と思った。 トーナメントに対応できる広くて素晴らしい練習場の環境がプレーヤー達をその気にさせるのかもしれない。
コースの帰り、友人の河口湖の山荘に行った。
東富士五湖道路を使ってコースから40分程度なのに、昼間の暖かさとは対照的な冬景色。冬用タイヤで安心と思ったら大間違い。
雪ではなく凍りついた坂道に車は立ち往生、バックで上がろうとしたがこれも無理。 家から数十メートルだが、避難民のようにみんなで荷物を持って滑らないように雪を踏み締め何とかたどり着いた。
夜はゴルフ談義で盛り上がった。よかったプレーをもう一度思い浮かべて嬉しそうに話す人、わかっているのにどうして同じミスを繰り返すのか悔やむ人、練習の成果が見えて満足する人、みなそれぞれの思いをもって会話ははずんだ。 ゴルフ好きにとっては、プレーすることも、語ることもゴルフがらみのことはみなオーケー。 今年もゴルフコミュニケーションがスタートし出した。
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