昨今の飽食時代、いろいろな要因で余程意識していないと身体は重くなる一方である。 食べた分発散するのは難しい。日々の忙しさから運動不足は日常化し、みんな楽して身体の余分物を取り除きたいのが本音である。 そんなところから、労せずしてスリムにつながる健康器具は人気があるようだ。
先日、友人がその楽して痩せると言う、うたい文句のジョーバ(乗馬からのネーミング)を購入したと聞いて、どんなものかと試しに乗らせてもらった。 ジョーバの名の通り、馬の鞍にまたがって手綱もどきを持ち、スイッチを入れると馬に乗っているような感覚で揺さぶられる。揺れの強弱はコントロールでき、ただ乗っているだけなら一番強いレベルでも問題はなく楽しい。 これで痩せるなんて無理でしょうと思っていたところ、上体を使ったエクササイズが用意されていた。テレビ体操のようにビデオを見ながらそれに従い腕を振ったり上体を捻ったりなどである。
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上体を捻ったり、腕を上げたりショーバの上でいろいろなパフォーマンス |
乗馬状態でこれらのエクササイズを行うと背筋、腹筋そして鞍を挟んでいる下半身は緊張せざるを得ない。通常15分のコースになっているが、その日は友人5人で訪れ一人5分程度の試し乗りだったので、ハードに感じる前に楽しく終わってしまった。 揺れるとは言え下半身は前向き状態であるから、ゴルファーには一石二鳥の器具ではないかと思った。揺れながらエクササイズを丁寧にきちんとやればかなりの運動量になるのだろう。
「自力で汗を流さなくては脂肪を燃焼する身体にはならない」と言うのが私の持論であるが、実際はそうでなくても筋肉を鍛えればいろいろなメカニズムの結果痩せるのである。 以前、つくば大学の鈴木正成先生が、痩せたい人にダンベル体操(1~2キロの軽いもの)を勧め、効果の程を示していた。
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ストレッチ台でまずは姿勢を整えて |
できるだけ深く上体を前に倒してストレッチ |
現在、我が家には健康器具はストレッチ台だけだが、これはかなりきつい。 傾斜板で脚の後ろ側を腰から全面的に伸ばし、手で前方にあるとってをつかまなくてはならない。腰痛に良い器具である。 どこの家にも何らかの健康器具はあるだろうが、どこまで有効に使われるかである。 買って置いてあるだけで安心してはならない。
今回は、ジョーバ目的に集まった食事会だったが、やはりメインは美味しい食事に走ってしまった。ご馳走を撮るのも忘れ、気が付いたらもうデザートだった。
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